デザインで新聞を救った男

Jacek-Utko

 
おもしろいTEDを見つけたので紹介します。ポーランドのデザイナー、ジャチェック・ウツコさんの「Design to Save Newspaper」。6分ほどのスピーチなのでぜひ見てみてください。


 
現在メディアの媒体は紙からネットへ急速に移行しており、世界各国で紙の新聞は購読数を減らしています。そんな新聞を「デザイン」に注目して救ったのが、このジャチェック・ウツコ。

「あるのはつまらない活字だけ」と思われがちな新聞を、彼はポスターのように1からデザインし直しました。すると結果はすぐに表れ、購読数は

  • ロシアでは1年後に11%増、3年後に29%増
  • ポーランドでは1年後に13%増、3年後に35%増
  • ブルガリアではなんと100%増

したそうです。

僕は個人的に、スピーチの最後で彼が述べている教訓がとても気に入っています。

デザインとは商品を変えるだけでなく、ワークフローも変えられる。というよりは会社の全てを変えるられる。会社をひっくり返す事が出来る。あなた自身も変えてしまえる。

私のように貧しい国に住み、小さな会社のつまらない部署で働きながら、予算も何も無い所でも、それでも自分の仕事を最高レベルに持って行くことが出来ます。誰でも出来るんです。必要なのは、閃きと、ビジョンと、決断力だけです。そして、「ただ良い」だけでは足りないと覚えておくことだけです。

以前「ピアノの階段」でも書いたように、最近デザインやデザイン思考というものに興味を持っています。デザインによって新聞の購読数を上げたというこのエピソードは、そのパワーや可能性を象徴するものかと思います。

「デザイン」と聞くと、今回の例のようにおしゃれなグラフィックを思い浮かべがち。しかし、広い意味では「デザインする」というのは「あり方を考える」ということなのかなと個人的に思っています。

「普通はこう」という常識や固定概念を取り払って、もののあり方を改めて考えてみる。これからの時代、そうして生まれるアイデアにこそ社会の問題を解決する力があるのかもしれません。ウェブマガジン greenz.jp の鈴木奈央さんのインタビュー記事で同じことが書かれているので、興味があれば読んでみてください。
社会を変えるのは「ニュース」より「アイデア」

僕はデザイナーになりたいわけではありませんが、ジャチェック・ウツコさんのように、常識にとらわれないものの見方や考え方を常にできるようになりたいと思いました。

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